わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

公園に自動販売機が設置されて息子がそわそわしている

最近、近所の公園に自動販売機が設置され、息子がそわそわしている。私自身自動販売機で飲み物を買うということはあまりないので、子どもたちにもそれを推奨していない。だって高いし。のどが渇いたら家に帰ってこいという話をしている。お金を持っていこうとするときもあるので、断固阻止している。息子一人飲んでいるのも嫌だし、奢り奢られなんてことが起きたらもっての外だし、自動販売機が一台置かれただけで、子どもにとってこんなにも誘惑になるんだと驚いた。

 

公園に行くと「ここに自動販売機がある」と連れて行かれ、どんなラインナップかを説明してくれた。何の変哲もない自動販売機だけど、いつも遊ぶ公園にお金を払えばジュースがでてくる機械が置かれたことで、小学生男子からすると「わくわくが止まらねぇぞオイ!」な感じなんだろう。

 

先日近所のキャンプ施設でバーベキューをしていたときに、あまりに寒いのでそのバーベキュー場の自動販売機で温かいコーンスープを買おうとした。でも見事に売り切れていて「温」のつく残っているのは缶コーヒーしかない。これは残念だね諦めようと言うと、「あそこの公園の自動販売機なら温かい飲み物がある」と息子が言う。まさかバーベキュー場を出て、わざわざいつもの公園に行き温かい飲み物を探しに行くなんて発想、どれだけ公園の自動販売機魅力的なんだ。

 

お母さん行かないよ、というと「おれ自転車で買ってくる。温かいの探してくる」というので、300円を渡すと一目散に目的の自動販売機に向かって自転車で爆走していった。バーベキュー場を出てまであの自動販売機に行きたいなんてどれだけだと熱量にも驚いたが、「いつもは買えない自動販売機なのに今日はお母さんが買おうとしてる!」と息子センサーは見逃さなかったんだろう。

 

結局息子は2本カフェラテを買ってきてくれて、娘もおいしいあったかいと飲んでいた。寒がっていた娘も、本当にうれしそうだった。息子にも、「おかげでみんな暖かくなったね。買ってきてくれてありがとう」というと満足そうだった。これで自動販売機熱も少しは落ち着くかな。