わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

「好きな人いる?」の返事で火に油

息子は小学生ですが、最近クラスの女子が色めきだっているようです。「誰か好きな人いるの?」「好きな人いる?」「好きな人いないなんてウソ」などと聞かれてとてもうるさいと話していました。小学生は特に女の子のほうがませていると聞きますし、そういう話題に興味が出てくる年頃でしょう。微笑ましいです。

 

あまりに聞いてくるので、黙らせるために「このクラスにいる」と答えた息子はさらなる質問攻めにあい、よりうるさくなったと嘆いていました。その返事は火に油だよと思いつつ、「好きな人いる?」の質問に「いる」と答えれば終わると思ったんですね。しかし終わるわけはなく、倍うるさくなったようです。

 

そして昨日、通学路に手紙が落ちていたと女子から手紙を渡されたそうです。「息子くんへ すきです ソンヨンミン(仮)」ソンヨンミンだったかなんだか忘れましたが、韓国のような名前で、学校に韓国の子はおらず、息子はいたずらだと怒っていました。話を聞く限り、放っておきな案件ですが、息子はとても嫌な気持ちになったようでした。自分の反応を伺うような、それを見て楽しむ心境がわからない、といった感じでした。

 

それを聞いて、たしかにそりゃ嫌だわなとウンウン話を聞きました。もし仮に直接気持ちを伝えてくれたなら、うれしいことだけど、いたずらで反応を伺うのはそりゃ嫌だよね、と話していました。娘も、「◯◯は●●が好きで両思い」みたいな話をよくしていますが、家で言うのはいいけど、本人たちをからかい過ぎないようにねと念を押しました。好きな人がいるというのはとても素敵な感情ですが、周りがとやかくいうことでもないし、冷やかすことでもないし、まして自分の心の中で温めておきたい感情の人もいたりしますし。誰かにいいたい!!好きな人がいるって言いたい!!みたいな子もいるのかもしれませんが。

 

翻って私の小学生時代は全く恋愛話に興味はなく好きな人などいなかったし、そういう話題もなかったように思います。でも、6年生のときに「●●があなたのこと好きらしいよ」とハサミで切った髪の毛をセロテープに貼ったものを渡されたときは、なんだこれとその場で廊下の壁に貼り付けた場面を思い出しました。その話をしたら子どもたちは笑って聞いていました。そういうのってあるよね、お母さんもそういうの嫌だったときあったよ、と笑い話になりました。

 

息子はボソっと「おれは好きな子いるけど、玉に傷なんだよね」と言っていました。え?!いるの?!と少し動揺しましたが、「玉に傷ってなに」「何が傷なの」と聞きました。すると「うるさいところが玉に傷」と教えてくれました。ふーん、好きな子いるんだ、へー、と子供の成長を感じました。

 

娘も気になる人がいるようですが、「教えるわけないでしょ」と一蹴されました。正解。