わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

お弁当は子どもの気持ちのバロメーター

今週のお題「お弁当」

お弁当を作り続けて10年以上経つ。子どものお弁当を1歳くらいから作り始め、徐々に回数が増えてもう10年になる。お弁当作りが大変とか、面倒とか、そう愚痴をこぼす人がときどきいるが、私にとっては日常になっているので苦でもないし楽でもないし、自分の一日の負担になることはない。作らなきゃいけないところに通っているなら作るし、作らなくていいと言われたらはいそうですかと止めるような感じである。

 

10年も作り続けているとお弁当づくりのコツも出てくる。お弁当のための調理というのはほとんどせず、夜作ったものをお弁当にとっておいたり、朝ご飯とお弁当のおかずは並行して作ったりする。夜のカレーがお弁当になることもあるし、朝のお味噌汁がお弁当になることもある。なんでもいいのだ。子どもはほとんどきれいに食べてくれるのでありがたい。

 

いつもきれいに食べてくるお弁当だが、食べられない時期があった。コロナが流行り始めたころ、クラスターがいちいちニュースになっていたときだ。近所の高校でクラスターが発生し、子どももそれを知る。学校では黙食、飛沫は危険という状態で、ついに近所の学校でクラスターが発生したことで、子どもはお弁当を食べられなくなってしまった。学校で何かを食べるというのが怖くなってしまったようで、お弁当を小さくしましょうと担任の先生にもアドバイスをもらい、小さいお弁当に変えたことがあった。小さいお弁当でも残すことや手を付けられないこともあったが、徐々に食べられるようになり最後には元のお弁当の大きさに戻った。

 

それから数年たち学校の委員会などを任されるようになった娘は、「今日は昼休み委員会があるからおにぎりにして」「早く食べ終わるようにしたいから少なめにして」と注文をつけるようになった。成長したもんだ!

 

子どもがお弁当をきれいに食べてくれるとうれしいし、残すと何かあったのかなと心配になる。お弁当は子どもの気持ちや様子を表すバロメーターになっている。