わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

息子の口癖ではなく流行語であると気づいた

今週のお題「マイ流行語」

 

8歳の息子が何かと「ひき肉です」「ひき肉です」を連呼していたのですが、youtubeか何かだろうとスルーしていました。あとよく「帰れば金麦」とか「よーく考えよーお金は大事だよー大事大事」とか呟いています。これは明らかにCMだろうと気づけますが。2023年の流行語大賞をネット記事で知り、息子が毎日毎日言っていたのはこれだったんだ!!と感動すら覚えました。そして元ネタが気になり検索しました。中学生youtuberだったんですね!幼さが残る男子感に愛嬌があって、母ちゃん目線で応援したくなります。youtubeを見るより作る方向に舵を切っており、素晴らしいです。

 

「ひき肉です」が息子一人のつぶやきではなく、世間の波になっていることを知り驚愕しました。友人の子供の運動会では、「棒引きです!」をひき肉風に学年全員で紹介したとか。私がその場にいたら完全にキョトンでした。知っているからこそ面白い、流行を知らないと笑えないというのは多々あります。

 

帰ってきた息子に、「ひき肉ですやっとわかったよ」と言うもつれない返事。これでしょ?と全力「ひき肉です」を見せても「うん」という感じです。聞くと、元ネタのひき肉は知らないそうで、クラスのお友達の真似でひき肉を連呼していたとのことでした。でも、元ネタを知らずじわじわ真似をするというのは小学生らしいなと思いました。そういう風に元ネタ→誰かが言う→真似をするっていう感じで流行していくんだろうなぁ、と感心しました。

 

一方、聴覚障害の娘はあまり流行に敏感ではありません。過去にろう者と話していて驚いたことがあります。40代女性ろう者とふと音楽の話になった時、彼女はサザンオールスターズの存在を知りませんでした。当然といえば当然かなと思います。音楽を聞く環境の人であれば、自分から取りに行かなくても耳に入ってくるサザンですが、ろう者の場合はふと耳にするということがないので、自分から関心を持って情報を取りに行かない限り入ってきません。流行のワードや歌手、はやりの音楽などは特にそうでしょう。

 

娘には、私が知った流行は教えたいと思っているので、早速「ひき肉です」を教えました。元ネタ動画を見せるも字幕がないので、「この子ひき肉ですって言ってるんだよ。中学生なんだって。今流行ってるらしいよ」というと、「へー。中学生なんてすごいね」という反応でしたが、私が熱く息子とひき肉ですを語っている様子を見て、真似るようになりました。「なんとかです」とアレンジしてポーズを取るように。おお!!と嬉しくなりました。

 

もちろん娘は「ひき肉です」を連呼していた息子には気づいていませんので、「最近ずっと○がひき肉ひき肉言っててさ、お母さん何かと思ったんだけどこれだった」と、最近の息子の口癖もついでに教えました。

 

あと同じようによく聞くけど誰が元ネタなのか知らないものに「なぁぜなぁぜ」があります。これについてはまだ元ネタを知りません。