わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

手話界隈でデフ・ヴォイスが盛り上がっている

ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」が手話サークルや手話界隈で盛り上がっています。今週の土曜日12/16と23に二夜連続のドラマがあります。原作はすでに読んでおり内容は知っていますが、ドラマとなるとまた別物ですし、ろう者をろう俳優が演じるというところが素晴らしいと思っています。

 

今まで、聞こえない人が出てくるドラマというのはありましたが、みな聞こえる人が演じていました。「愛していると言ってくれ」「オレンジデイズ」等。ドラマですから、視聴率が取れないと意味がないですし、どこぞのろう俳優が演じたところで、あまり注目はされません。ですが、時代は変わってきており、ろう者の役はろう者がやるべき!論争も盛り上がっていたので、この流れになったのかもしれません。たくさんのろう俳優が出演するようで、彼らの今後の活躍のチャンスになってほしいと思っています。こんな俳優さんがいるのね!と注目されるといいですね。

 

ちらっと見た予告で号泣してしまうシーンがありました。コーダ役の草なぎさんとろう者がファミレスで話している時、別席で「どうせ聞こえないから」と手話をからかう若者がいました。でも、コーダである草なぎさんは聞こえるわけです。その席へ行って手話で罵倒し、「どうせわからないでしょ」とろう者に伝えるという短いシーンです。でもこれを見てうおおおと自分でびっくりするほど涙がでました。普段ドラマや映画で泣くことはほとんどない私ですが、このシーンをたまたま見て、ティッシュが必要なほど泣いてしまいました。

 

私は手話を使いますが、聞こえます。なので周りの視線やぼそっと言う陰口は聞こえるわけです。子どもは聞こえないので、視線で嫌な思いをすることは多いですが。「その陰口や無理解な発言、聞こえてますよ」とキッと睨むこともあります。こればっかりはどうしても慣れませんね。手話を見たときの好奇な視線とか、じーっと見てくる人とか。無遠慮な視線は本当に傷つきます。マナーもモラルもないなと怒りも感じます。

 

手話で話をしている時、じーっと見られるのはとても嫌なものです。盗み聞きされてるのと感覚的には近いです。その視線や陰口、気をつけましょう。手話をしているからといっても、私のように聞こえている人もいますよ。

 

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