わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

電車が突然止まったときのアナウンスを車内の電光掲示板にも反映してほしい

毎日電車を利用していますが、緊急時の車内アナウンスを、車内の電光掲示板にも反映してほしいです。子供は聴覚障害者で、車内のアナウンスは聞こえません。もちろん電車が来る音も聞こえません。

 

先日、子供が一人電車に乗っていたところ、台風の雨風で電車が急停止し、数分動かないということがありました。子供は周りを見渡すも、みんなスマホをいじっており、電光掲示板を見るも次の停車駅が表示されているのみで、今何が起きているのか全くわからず不安で泣いてしまったそうです。待ち合わせの駅で待っていると、子供が涙をこらえ近づいてきて、私を見るなり号泣していました。落ち着いてから聞くと、そんな怖い思いをしたようでした。

 

おそらく、電車はものすごい雨風だったので安全のため停車したのでしょう。車内アナウンスで、なぜ停車したのかと後何分は停車すること、何分後に運転を再開することは周知があったと思います。が、聴覚障害者にその情報は入ってきません。強い雨風で電車が発進し、心配なところで突然の急停車、状況がわからない不安はどれほどだったかと思います。

 

車内の電光掲示板には、他の路線の遅延情報や次の停車駅、行き先などの表示はありますが、今なぜ停車したのか、何が起きたのか、いつ再開するのか、そういった緊急性の高い情報は全くありません。それは災害時や緊急時最も大事な情報だと思います。

 

今の急停止が一時的なものなのか、何分後に再開するのか、分かるだけで不安を払拭できます。朝は電車が詰まっているからノロノロ運転です、とか何分遅れて到着します、とかそういったアナウンスもよく耳にします。が、それらすべて聴覚障害者には入っていません。

 

どうか車内アナウンスを、電光掲示板にも反映してほしいです。JRに要望メールを出しましたが、返信がきました。

「列車の遅れによりお客さまに多大なご迷惑ならびにご不安な思いをおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。また、電光掲示板等でのご案内が至らず申し訳ございません。このたびのお客さまからのご指摘をはじめ、多くのお客さまからの声を参考とさせていただきながら、より実用性の高い情報を提供できるよう努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。東日本旅客鉄道株式会社」

改善は期待できないですが、返信はありがたいです。申し訳候賜りますが並んでいますが、要は「ご意見ありがとうございます」ということです。声はあげないと伝わらないというのは日々実感しています。実現することを望みます。

 

先日山手線に乗った時、車内広告もデジタルになっていましたが、それが進んでいけば急遽の案内もパっと表示できるようになるのでは?と思ったりしました。「急停止します」などそういうものも。