わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

いつも同じ時間に行動するということ

毎日同じ時間に散歩をした哲学者としてカントは有名だが、自分もいつも同じ時間同じ場所を行動しているなとふと思った。子供の送り迎え、学童への道、同じ時間に駅にいること等々。すると、同じ時間にいつもの角で立ち話をしている2人の女子学生、同じ時間に散歩をしているおじさん、黒い犬を連れて散歩をする夫婦、塾へ通う子供、見る景色が同じになってくる。

 

「今日は女子学生がいないな」と思うといつもより5分早かったり、車で流れるラジオの時報で、いつもはこのあたりにいたけどちょっと遅れたな、と気付かされる。いつもいる人の景色が変わると、あれ?と思ったりする。

 

この前、いつも黒い犬を連れている夫婦を見かけたとき、犬が足を引きずっていた。前足か後ろ足を引きずっていて、ひょこひょこ横断歩道を渡っていた。私と子供はその姿を車の赤信号から見ており、どうしたんだろうね、と話をした。昨日は、黒い犬がおらず夫婦のみ散歩していた。怪我がひどくなったのかな、家で休んでいるのかなと少し気になった。

 

カントはいつも同じ時間に散歩をするので、近所の人はその様子で時間を把握したという。そんな人いるの?くらいに感じたが、私も周りの変化に気付けるほど、自分が結構規則正しく動いているんだなとふと思った。