わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

我が子が最近全力少年すぎる

小学生の子供が、朝一人で登校したいという。いつも一緒に行っているお友達がいるが、「全力で学校まで走って、どのくらいで着くかやってみたい」とのこと。昨日も子供を学童に迎えに行くと、「限界まで走った」と顔を真っ赤にしていた。「限界まで走るってどういうこと?」というと、「もう走れないと思うまで全力でずっと走り続けること」なのだそうだ。マラソンともシャトルランとも違う、己との戦いかぁ、なんだかすごいなと思った。まさに全力少年

 

小学校までは片道2キロあるが、先日は学校を出る時点で結構な雨が降っていたのに傘をささずにびしょ濡れで帰ってきたり、メガネを真っ二つにして返ってきたり、顔中血だらけでお友達に付き添われながら帰ってきたこともある。

 

そんな我が子が、朝、全力で一人で学校に行きたいという。まぁいいんじゃない?と答えたが、お友達には直接自分で言ってくれと伝えた。突然今朝起きてきて、「自分の全力を試したい」というも、お友達はなんで今日一緒に行かないのか不安になるだろうし、「何曜日は一人で行きたいって伝えれば分かったよってなるよ」と言った。渋々、今朝はお友達といくことに決めたようで、いつもより15分も早く出ていった。

 

なんで突然全力で登校したくなったのか聞くと、何分で着くか試したい、の他に「●●くんて付和雷同なんだよね」という。「え?付和雷同?そういう意味だっけ?」と四字熟語辞典を確かめると、「自分の意見がない様子」とある。朝から四字熟語ぶつけてくるなぁと感心した。

 

自分も、子供の頃も大人になっても、なんかこの人真似するなとか、自分の意見ないな、とその人と距離を置きたくなることはある。なので、子供もそういう心理になるのも理解できる。いつもくっついてくる?子というのは、嬉しい反面自分がないのかと思えることもあるからだ。

 

トイレに置いたことわざ辞典と四字熟語のおかげで、最近の我が子はそのへんの語彙をぶっこんでくる。お迎えにいって何度呼んでもこちらに来ないと、「ごめーん、馬耳東風だったね」とか、「粉骨砕身で頑張ったよ」とか「帯に短したすきに長しだね」とか。

 

覚えた言葉を片っ端から使い、ぶっ倒れる限界まで走ることに夢中の8歳。最近の我が子が全力少年すぎてかわいい。