わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

青のオーケストラ

アニメ「青のオーケストラ」を子供と一気見した。演奏が本格的で、動きもプリキュアのエンディングダンスのようになめらかで面白い。子供も面白いと言いながらどんどん見ていた。

 

ふと、主人公の青野一が河川敷でカノンを演奏する場面になった時、子供に「どんな音?」と聞かれた。なぜか突然泣きそうになってしまった。「どんな声?」「どんな音?」と聞かれることは多々あるが、なぜかこのときだけズーンと心にくるものがあった。

アニメのバイオリン演奏のカノンは素晴らしく、長い時間その演奏シーンが続いていたが、どう表現していいものか一瞬迷った。バイオリンの音を表現すればいいのか、この音色を伝えればいいのか、雰囲気を伝えればいいのか。

子供には、「透き通るような音だよ」と答えた。すると「ふーん!そうですか!」とすねてしまった。

 

聞こえない子供にとってこのアニメはどう見えているだろうか。演奏シーンが多く、でもキャラクターはかわいらしくて内容も面白い。おもしろいから見てるだろうが、魅力的に描かれる演奏部分が、字幕では「♬〜」とだけ表現される。「♬〜」で省略されるのも悲しいが、ではどう表現すると伝わるのかも難しい。

 

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