わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

デフリンピック開催まであと1000日

デフリンピックの開催まであと約1000日となりました。デフリンピックは、耳の聞こえない人のためのオリンピックです。2025年秋に東京で開催されます。オリンピックやパラリンピックは開催日の決定から開催のその日まで大盛りあがり、お祭り騒ぎです。しかし、デフリンピックをそもそも聞いたことがない人や知らない人も多いのが現実でしょう。

 

デフ(Deaf)というのは、英語で「耳が聞こえない」という意味です。デフファミリーとかデフと言った使い方をします。デフファミリーは耳が聞こえない家族のことです。差別用語ではありません。難聴や中途失聴の人をデフということはあまりない印象です。これはあくまで私の感想ですが。主に手話をコミュニケーションとして使い、生まれつき聞こえない人のことをデフと私は使っています。

 

デフという言葉を知らない人は多いです。難聴者の親でさえ、知らないこともあります。デフをネット検索すると一位に車の差動装置がでてきました。

 

聞こえ方やコミュニケーションの方法は人や環境によって様々で、優劣はないと思っています。その人が育った環境や学校、教育方針や使いやすさコミュニケーションのとりやすさによって音声を選ぶ人、手話を選択する人、口を読む口話を使う人と様々います。ろう学校に通う人、地域の小学校に通う人、難聴学級に通級する人、色々です。補聴器を使う人もいるし、人工内耳をしている人、補聴器の効果がないので外している人、これもまた多種多様です。どれが正しいとか優れているということはありません。

 

聞こえない子供を持つ親として、今後デフリンピックに注目していきたいと思っています。もっと盛り上がるといいな!!