わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

神保町の移り変わりを切り取る

今週のお題「小さい春みつけた」

 

神保町が好きすぎる。学生時代に通ったことがもちろん理由だが、古い喫茶店鰻屋さん、美味しいお店や路地がたまらなくいい。都会の人は歩くというが、1時間もふらふら歩いていると竹橋に行ったり小川町に行ったりあっという間に駿河台だ。

 

今でこそ田舎に引っ込んだが、学生時代とか若い独り身のときにあの辺に住みたかったなと思う。その時はそれだけの家賃が払えないけれど、飽きないし街歩き好きとしてはたまらない。また春になってきて日陰は寒いが日向は暖かいので、コートも脱いでお散歩できる。ランチタイムの時間と重なっていたので、ランチを探しに街へ出るサラリーマンが上着無しなのもよい。白いシャツや春色カーディガンで街横断歩道を渡っており、ああ春だなと思う。

 

突然どかっと大きな商業施設ができていて、こんなスペースあったのと驚いたが、某大学が移転してできた跡地らしい。新しい建物が出来ると、昔あったものが記憶からなくなってしまうのなぁぜなぁぜ?

 

炭問屋を見つけたり、お神輿が飾ってあったり、新しいビルだらけになってしまったが突然残る古い建物が肩身狭く残っているのもいい。でもこういう建物は数年後にはなくなっちゃうんだろうなと写真を撮った。耐震や再開発でどんどん生まれ変わる神保町。寂しいけど街も生まれ変わるんだなーと肯定的に楽しんでいます。

 

学士会館もなくなってしまうそうで悲しい。ラタンや二色、美味しいお店はどこのビルに入るんだろうと気になる。重厚な赤絨毯、大理石の床、抱きつけるほどの柱、ああいう建物は残してほしい。