わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

納豆を混ぜない父

今週のお題「納豆」

今週のお題が納豆と渋いので、参加します!

納豆というと季節感も特になく、わが家の冷蔵庫に常備してある立派なご飯のお供です。夫も私も息子も納豆が大好きです。娘は昔はよく食べていましたが、いつのころからか食べなくなってしまいました。私は納豆に対してこだわりはなく、ちょこっと混ぜてご飯にのせて、たまに食べるラー油をのせるくらいです。息子は100回以上混ぜて混ぜて、糸が白くこんもりしてきて、それを超えて糸がなくなって卵かけご飯の味のようになるまで混ぜまくります。その度に味見をさせてくれますが、糸を引かなくなった納豆はもはやドロッとした豆であり、納豆と呼べる姿ではありません。

 

納豆というと思い出すのが父です。実家に帰ったときに納豆が出たのですが、父は混ぜずにパックからドンとご飯にのせました。「え?!お父さん混ぜないの?!」と衝撃で、娘とも顔を見合わせたものです。父は何も言わずそのまま食べていましたが、あの食べ方はあとにも先にも父以外見たことがありません。納豆というと思い出すのが父の「混ぜずにのせる」というなんとも男気あふれる食べ方。混ぜるの100回超えの息子とは正反対です。

 

わが家の食卓に納豆が並ぶ度、「じいじ混ぜないんだよねー!あれびっくりしたよねー!」と盛り上がります。母は納豆が嫌いで、ネバネバのついたお茶碗を洗うのも嫌だと言いますが、いつも父のために買ってきてあげるのは優しいです。