わたしと子どもの備忘録

育児、聴覚障害関連エピソードを載せています。

今週のお題「苦手だったもの」

今週のお題「苦手だったもの」

 

今週のお題は「苦手だったもの」。だったと過去形なので克服していないといけない。が、私がまだ克服していないが克服したい「苦手だったもの」としたいものは、おにぎりの塩加減だ。子供が生まれ、毎日のお弁当作り、特に遠足には欠かせないおにぎりだが、私はおにぎりの塩加減が苦手だ。10年近くおにぎりを作っているが理想のおにぎりにならない。

 

過去私は全く塩気のないおにぎりを作っていたが、夫に「塩がもうちょっと欲しい」と言われ、塩って必要なのかと認識した。私はおにぎりは具の味を楽しむもので、ご飯周りの塩の存在に気づいていなかった。例えばコンビニおにぎりの塩むすびは絶妙で、しょっぱくないが食が進む味だという。

 

実家に帰ったときに母がおにぎりを作ってくれるが、これが最高においしい。これぞtheおにぎり。ごはんの塩加減がばっちりで、しょっぱい鮭がとっても合う。子どもたちもばぁばの作るおにぎりが大好物で、朝ごはんに作って欲しいとせがむほど。大きいおにぎりを2個はぺろりと食べる。母は長いことスーパーのおにぎりを握っており、大きさもばっちり、塩加減もばっちり、プロの味なのだ。炊飯器からごはんをガシっとつかみ、「これが150g!」「これで200g!」と名人芸も披露してくれる。

 

母におにぎりの塩加減の教えを請うと、「ひとつまみだよひとつまみ」と言い、熱々のおにぎりをぱっぱと握っておにぎりの周りに塩をぱっぱとつけている。そのひとつまみも、ぱっぱと塩をつけるのも難しいのだ。私がやるとしょっぱすぎたり、足りなすぎたりしてしまう。娘にも私が作ったおにぎりは「しょっぱいからいらない」と言われたこともある。のりに塩がついているおにぎりのりを買ったこともあるが、なんだか微妙だった。ごま塩をふってみると、これもなんだか絶妙とはいかなかった。味塩をふってみても、これまたしょっぱすぎたり。

 

8歳の息子にばぁばのおにぎりの美味しさの要因を聞くと、「握り方じゃない?」という。確かにラップを使って握っておらず、ふわっと濡れた手で握っている。「あとずっと握ってるからじゃない?」と経験の差を指摘される。確かに私の100倍母は握っているだろう。

 

他においしい要因といえるのはお中元やお歳暮でもらう砂町銀座の鮭が入っているからだ。東京に住む叔母が送ってくれるが、みんなの大好物の鮭なので、母はいつも冷凍して取っておいてくれる。これがしょっぱくて脂が乗っていておいしい!!!

 

今朝鮭を焼いたので、昼ごはんはおにぎりにしようと決めているが、うまくいくのかどうなのか。克服できるのは今日なのか。

 

また息子がやってきてもうおにぎりを食べるという。漫画を読みながら1個食べ終えたところで2個めを取りに来た。「塩加減どう?」と聞くと、「うん」という。塩が足りないと「塩かけて」といい、塩が多いと「しょっぱい」と文句をくれるので、黙って2個目に突入したということは、おにぎりの塩加減は、「苦手だったもの」として認定していいのかもしれない。